ラジオ番組『ラジオクラブとまりぎ』

府中市のコミュニティFM「ラジオフチューズ」で放送中のラジオ番組

ハム・ツアーズ「放送局におけるコールサインいろいろ」2023(令和5)年10月7日放送分

ラジオ放送の受信を楽しむ様子


 おはようございます。『とまりぎ』の時間です。この番組では、ラジオの前のあなたの学の目を開き、知的探究心を活性化させていきます。ごいっしょに、いきいきとした「ふちゅうライフ」を過ごしましょう。お相手は私、ガイザーです。

MUSIC
The Beatles/Maxwell’s Silver Hammer

 ここからは、「ハム・ツアーズ」のコーナーです。このコーナーでは、ラジオの前のあなたを、電波、無線通信の楽しさへご招待します。案内人は私、ガイザーです。
 きょうは、放送局のコールサインについてご紹介します。コールサインとは、呼出符号、または識別信号ともいい、すべての無線局に1つずつ割り当てられたアルファベットと数字でできた文字列のことを指します。コールサインをどの文字で始めるかは国際的な取り決めがあり、日本では、JAからJSまで、7Jから7Nまで、8Jから8Nまでのどれかで始めることが定められています。コールサインは、総務省や、その地方組織から、無線局免許状を受ける際に決定されます。自動車に当てはめれば、無線従事者免許証は運転免許、無線局免許状は車検証、コールサインはナンバープレートに例えられます。
 ラジオ放送のコールサインは、JOから始まり、4文字目が放送局の種類を表します。KはNHKラジオ第一、BはNHKラジオ第二、Rは民放AMラジオ*1、Oはその中継局など、本当はもっと細かいですがこういった具合です。ただし、ラジオフチューズを含むコミュニティ放送は事情が異なり、冒頭4文字はJOZZ、5文字目は地域を表す数宇、6文字目と7文字目は放送局ができた順番をあらわします。たとえば、ラジオフチューズのコールサインであるJOZZ3CP-FMは、JOが日本の放送局、ZZがコミュニティ放送、3が関東、CPが開局順と分解することができます。
 これらの後ろに、FMラジオの場合は「-FM」、地上デジタル放送の場合は「-DTV」、かつての地上アナログ放送の場合は「-TV」と付くのですが、中波放送、通称AMラジオの場合は何も付きません。ちなみに、マスメディア集中排除原則といって、NHK日本放送協会、かつての放送大学学園など一部を除いて、1つの法人が複数の放送免許を受けることは原則禁止されていますが、AMラジオとテレビ放送の兼業は認められています。他にもいろいろな例外があるのですが、また今度の機会にご案内することにしましょう。
 話を戻しまして、これらのコールサインは、識別信号とも呼ばれるように、放送局を識別する上で重要な符丁になっているのですが、どのように扱えばよいのでしょうか。あるいは、どのくらいの頻度で放送すれば良いのでしょうか。それは、総務省令の1つ、無線局運用規則に定められているのですが、きょうは、時間が来てしまったようです。
 ここまで、「ハム・ツアーズ」のコーナーでした。案内人は私、ガイザーでした。

MUSIC
テレサ・テン/つぐない

 お聴きの放送は、ラジオフチューズです。
・周波数:87.4MHz
・空中線電力:10W
コールサイン:JOZZ3CP-FM

で、東京外大屋上から送信しています。
 ラジオフチューズは、FMラジオの他、インターネットラジオ「FMプラプラ」でもお楽しみになれます。ひきつづき、ラジオフチューズの番組をお楽しみください。
 この番組では、ラジオの前のあなたからのメッセージをお待ちしております。ラジオフチューズのウェブサイト右上にある手紙のマーク、メッセージ・リクエスト・フォームからお寄せください。
 これで、『とまりぎ』の時間を終わります。お相手は、私、ガイザーでした。
 次の放送は、11月4日土曜日の、朝5時45分から朝5時59分までの14分間です。
 それでは次の放送まで、さようなら。