ラジオ番組『ラジオクラブとまりぎ』

府中市のコミュニティFM「ラジオフチューズ」で放送中のラジオ番組

ハム・ツアーズ「スポラディックE層」2023(令和5)年6月3日放送分

 おはようございます。ガイザーです。2023年6月3日放送分の放送内容をまるごと公開します。

◆オープニング◆
 おはようございます。『とまりぎ』の時間です。この番組では、ラジオの前のあなたの科学の目を開き、知的探究心を活性化させていきます。ごいっしょに、いきいきとした「ふちゅうライフ」を過ごしましょう。お相手は私、ガイザーです。
(曲の紹介)

◆1曲目◆
The Beatles/Eight Days A Week

◆ハム・ツアーズ◆
(曲の紹介)
 ここからは、「ハム・ツアーズ」です。この時間は、ラジオの前のあなたを、電波、無線通信の楽しさへご招待します。案内人は私、JF1TWOガイザーです。
 この時期、FMラジオが大きな影響を受ける自然現象があります。「スポラディックE層」、通称「Eスポ」です。
 Eスポとは、主に春から夏にかけて、とりわけこの初夏の時期の昼間に発生する、VHFの電波を反射する性質を持つ、特殊な電気を帯びた層のことを指します。VHFは、アマチュア無線、漁業無線、航空無線、防災行政無線、そしてFMラジオなどに使われています。
 Eスポが発生すると、府中市でも、九州、沖縄、朝鮮半島、中国大陸など、数千km離れた普段は聞こえないはずのFMラジオが盛んに聞こえるようになります。私も、Eスポ発生中、沖縄の石垣島にあるFMラジオを受信し、ベリカードを獲得したことがあり、忘れられない思い出となっています。
 ただ、87.4MHzか、それに近い周波数の放送が府中まで届くと、それらとラジオフチューズとが混じって聞こえてしまう場合があります。これを、「混信」と呼んでいます。混信発生中も、キレイにラジオフチューズをお聞きになりたい方は、インターネットラジオ「FMプラプラ」をご利用ください。
 ちなみに、日本では、FMラジオの放送を、76.1から94.9MHzまでの周波数でおこなっています。しかし、この範囲を使っている国は日本だけで、多くの国や地域では87.5から108MHzまででおこなっています。つまり、87.4MHzで送信しているラジオフチューズは、この世界標準の周波数帯の下限である87.5MHzと0.1MHzの差しかありません。ちょうど世界と日本の「キワ」の部分で送信しているようで、なんだか壮大な気分になります。
 では、そんなキワキワの87.4MHzという周波数が割り当てられるようになったのは、なぜでしょうか。これには、放送業界にとっての歴史的出来事が関係しているのですが、きょうは、時間が来てしまったようです。これについては、また今度、お話しすることにしましょう。
 以上、「ハム・ツアーズ」でした。案内人は私、JF1TWOガイザーでした。
 さて、6月18日は「父の日」、6月22日は「ゴイサギさんの誕生日」です。これに際して、とっておきの歌をご用意いたしました。
(曲の紹介)

◆2曲目◆
ハナ肇とクレージーキャッツ/実年行進曲

◆エンディング◆
(曲の紹介)
 お聴きの放送は、ラジオフチューズです。
・周波数:87.4MHz
・空中線電力:10W
コールサイン:JOZZ3CP-FM
で、東京外大屋上から送信しています。
 ラジオフチューズは、FMラジオの他、インターネットラジオ「FMプラプラ」でもお楽しみになれます。なお、「リスラジ」での放送は、6月30日をもって終了いたします。ひきつづき、ラジオフチューズの番組をお楽しみください。
 この番組では、ラジオの前のあなたからのメッセージをお待ちしております。ラジオフチューズのウェブサイト右上にある手紙のマーク、メッセージ・リクエスト・フォームからお寄せください。
 これで、『とまりぎ』の時間を終わります。お相手は、私、ガイザーでした。
 次の放送は、7月1日土曜日の、朝5時45分から朝5時59分までの14分間です。
 それでは、アマチュア無線家に伝わる伝統のご挨拶で、次の放送までお別れしましょう。
 73 and 88。さようなら。